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◆乾性角結膜炎
乾性角膜炎はムチン産生の異常で、涙の量が不足し、角膜と結膜が乾燥し、そのために炎症を起こす病気です。犬では一般的ですが、猫では稀だと言われ、特にコッカースパニエル、ブルドッグ、シーズーなどで良く発生します。
症状
眼に違和感を感じ、まばたきの回数が多くなったり、涙の量が減り、眼が乾燥してしまいます。結膜が腫れて充血し、瞬膜も腫れ、ドロッとした目ヤニが見られることが特徴です。進行すると角膜が潰瘍を起こし、細菌感染などの原因にもなります。慢性化すると角膜に黒い色素が沈着し、視力が妨げられ、最終的には失明することもあります。
治療法
診断には涙の量の測定、角膜の傷の検査などを行います。治療法としては、点眼と内服による内科的治療法と、手術を行う外科的治療法があります。外科的治療法は内科的治療の効果がみられなかったり、治療が困難な場合などに適応となります。
内科的治療には人工涙液を用いたり、涙の量を増やすための目薬(シクロスポリン、タクロリムスなど)を点眼するのが一般的です。また角膜を保護するための目薬や抗生物質なども必要となります。それらに加え、眼や眼の周りを清潔に保つことも大切です。
耳下腺管転位術とは
耳下腺管転位術は外科的治療法のひとつです。耳下腺は耳の付け根にあり、唾液を分泌する器官のひとつです。耳下腺からは分泌管が伸び、上あごの第4臼歯の外側につながり、ここから口の中に唾液を分泌しています。この分泌液は涙と似た点を持ち、眼にも刺激がないことから、外科的に耳下腺分泌液を涙の代わりとして用いるのが耳下腺転位術です。
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