緑内障は視神経が損傷を受けて視野が欠けていく眼疾患の総称であり、眼内の圧力が高まり視神経乳頭部分の損傷が起こることで視力が奪われます。放置すると100%失明するため、早期発見が望まれますが、そのためには眼圧検査、眼底検査が必要となります。
犬種によってはなりやすい種類がいます。眼をショボつかせていたり、目ヤニが出るなどといった症状が見られる時、眼圧を測らずに慢性的に点眼をしないでください。眼圧が60mmHg以上だと数時間で失明してしまいます。
治療は眼圧が40mmHg以上の場合、外科手術(角膜輪部に穴を開け前房水を逃がす。レーザーにて前房水を産生する毛様体の一部を破壊する。)が選択されます。手術後は眼圧を下げる点眼薬を用いますが、現在日本では動物に使用する緑内障薬は全て人用であり、その効果は動物種によってずいぶん異なるため、使用できる点眼薬は限られます。
いったん緑内障になりますと、定期的に眼圧の測定を行い、一生、点眼による眼圧のコントロールが必要となります。
残念なことに、視力を失ったり、眼球が大きくなってしまった(牛眼化)場合には、義眼(シリコンボール)を入れて、眼の痛み・炎症を無くしてあげるのが、最良の治療となります。
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