股関節形成不全(CHD)は犬の50%程度に見られるといわれている遺伝性疾患です。 股関節を形成する骨・軟骨・関節液・関節口・靭帯・筋肉の発達の異常により股関節の緩み、大腿骨に対する寛骨臼の角度が浅いなどの異常が起こってきます。その結果、関節の変形とともに関節炎を起こす病気です。
また、遺伝的要因だけでなく関節炎がどの程度起こってくるか、症状が発症するかどうかは生後の環境の影響も受けます。成長期の若い犬が歩行時に後肢の痛みや歩行異常を認めたら、痛み止めの薬を連用するのではなく、詳しい検査を受け、将来起こるべき重度の関節炎を、より軽いものにして下さい。また成長期においては、予防的な股関節の手術(TPOプレート)も行っています。
当院長は、CHDのレントゲン検査のPenn HIPの認定医です。また日本動物遺伝症ネットワーク(JAHD)の会員です。
|